週刊少年ジャンプで連載してたマンガ「魔人探偵脳噛ネウロ」を紹介をします。
あらすじ
女子高生の桂木弥子は魔界の住人、ネウロの隠れ蓑として、女子高生探偵として活動します。なぜ探偵をするのかというと、ネウロは謎を解き、その謎を食らうことを目的としているからです。なので動機は食欲です。
この物語には様々な心を持った人間たちが登場します。それがすごく魅力的なんですよね。
印象的なキャラクター
デイビット
弥子が旅先で起きた殺人事件の犯人、アメリカ人で留学生。一見好青年風で異文化交流を楽しんでいるだけの学生に見えるが実際はプライドが高く、日本に優越感を感じるために来た。そして留学先の女子大生に告白するがフラれ、自分のプライドを保つために殺害した。
子供の頃は頭のおかしい人間だな。としか思っていなかったけど、いま見たら分かる心理だった(笑)ネウロは大人になってから、より楽しめるマンガですね。
裏社会の兄弟
調査会社の裏仕事を担当する2人の兄弟。弟のユキ(右)は兄に忠実な手下で、仕事をすることで恩返しをしたいと思っている。しかしネウロ達に敗れて、たかが兄弟だというのにその絆に甘えていたと悟り、出直す覚悟を持ちます。ちなみに物語の途中から再登場します。
アヤ・エイジア
世界的な歌姫。その歌は「世界に一人っきり」だと感じている人に直接響く。コンサート中に失神するものがいるほど熱狂的なファンがいる。
マネージャーを2人殺害するが殺害した動機は「世界に一人っきり」だと感じられなくなるから。自分の歌がダメになると感じたため。
人間の心と脳がテーマの作品
推理モノなので、完全犯罪の謎解きももちろんするのですけど、犯罪者たちの犯行動機がちゃんと描かれていますね。
名探偵コナンだと犯行の動機は怨恨であることがほとんどだけど(笑)ネウロは心の闇を抱えた人間が自信の欲望のために犯罪をすることが多いです。
彼らは屈折した人間かもしれないけれど、犯罪をしてやった!という気持ちはなくて、ただ善悪にとらわれず、ただ己の欲望と感情に忠実な人間がほとんどで、見ていて気持ちいいですね。
大人になってから読むと、子供の時とは違い、犯罪者たちに共感してしまいました。
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